【宝塚市】2/19(日)、武家が拓いた地・山本にて、第24回「田村麻呂杯」弓道大会が行われます
2023年2月19日(日)、山本園芸流通センターにて、宝塚「田村麻呂杯」弓道大会が行われます。
毎年、2月20日前後の日曜日に行われますが、今回は3年ぶりの開催となります。
田村麻呂杯は、弓道大会だけでなく、会場近くの松尾神社で神事「弓洗い式」も行われ、御神弓を清め捧げ弓技を競う会となっています。
神事は明治から途絶えていましたが、2000年に復活しました。
田村麻呂とは、蝦夷討伐をした坂上田村麻呂のことですが、田村麻呂を祖とする武士団が山本の地を開拓したという言い伝えがあります。
坂上氏は多田源氏の御家人で、多田を開拓した源満仲に伴って山本に移り住んだと言われています。
松尾神社は、満仲の子、頼光に仕えた四天王の一人であり、田村麻呂の子孫坂上季武が田村麻呂(幼名・松尾丸)を祀って創建されましたが、かつては「松尾丸社」と呼ばれていました。
会場である山本園芸流通センターは池を埋め立てた場所ですが、名を弓洗池といいました。
松尾神社は、江戸時代には将軍交代の折には守護弓として新製弓を献上するなど、弓にはゆかりのある神社です。
弓道大会はだれでも自由に見ることができます。
京阪神から弓道愛好家が集い、その精神力と技を競う姿を、ぜひご覧ください。
山本園芸流通センターは、阪急山本駅から徒歩約10分、松尾神社から徒歩約4分のところにあります。