【宝塚市】昔は観光地、今は薮の中、それでも「丁字ヶ滝」は変わらずに流れ続けていました
阪急宝塚駅から宝来橋を渡って武庫川沿いに北へ歩くこと約10分、道が急に狭くなったところに小さな橋が出てきます。
実はこの左手に滝があって、地域の方が整備して、近くまで見に行けるようになっています。
子供が遊びに来ることを想定して作られているのか、キャラクターや飾りが多いですね。
この「丁字ヶ滝」は、宝塚で温泉が拓かれ観光地となり始めた明治末~大正初めの頃、「宝塚八景」として紹介されていた場所のひとつです。
当時は絵はがきの題材になっており、その画像がたからづかデジタルミュージアムで見ることができます。
上の解説にある「丁字ヶ滝隧道」は、道から降りてきてすぐ右手にあります。
「夏季納涼の為」とあるので、現在の秘境のような雰囲気と違って、やはり観光地として人が訪れる場所だったようです。
一方、「ボーリング跡」は左手にあります。
今でも水が湧いていて、水面が揺れています。
そして一番奥に、丁子が滝があります。
大きくはありませんがそれなりに水量があって、存在感のある滝です。
滝つぼのすぐそばまで行けますよ。
ここから少し南に行けば宝塚の市街地があるという場所で、意外な風景が見られました。
▼丁字ヶ滝