【宝塚市】作品展とは異なる魅力。資料などで振り返る展覧会「元永定正のドキュメンテーション」展
2022年9月10日(土)から開催中の宝塚市立文化芸術センターの展覧会「生誕100年 元永定正のドキュメンテーション -Riding on a time machine-」を拝見しました。
2階メインギャラリーは、普段なら、ショップがある手前から入って奥が出口になっているのですが、今回は、奥から入るようになっていました。
展示は三部構成となっており、第一章ではアーティストとして活動するまでの頃の写真や習作を、第二章では展覧会や作品のスナップ写真など、多くの資料が展示されています。
そう、この展覧会は、作品展ではないのです。
もちろん、作品の展示もありますが、多くは「資料」「記録」と言えるようなものです。
それゆえに、人間・元永定正が見られる、まさに「ドキュメンテーション(文献や資料の提示)」というべき展覧会でした。
上の写真の模型は、西宮のマリナパークシティに現在も展示されている、「空・あめかぜてんき」「海・あめかぜてんき」です。
このような作品が街中に展示されているとは、筆者は知りませんでした。
模型だけでなく、これを作った経緯などの書かれた原稿も展示されていて、ぜひ現物を見たくなりました。
阪神西宮駅からバスで20分ほどのところですが、機会あればぜひご覧になってください。
展示の第三章では、映像記録を見ることができます。
「生誕100年 元永定正のドキュメンテーション -Riding on a time machine-」展は、2022年10月10日(月・祝)まで、宝塚市立文化芸術センター2階メインギャラリーにて開催中です。
地図は、西宮マリナパークシティです。
ストリートビューで作品の様子が見られます。