【宝塚市】前方後円墳だけが古墳じゃない! 住宅街に点在する円墳「中筋山手東古墳群」
宝塚市域の市街地北部に連なる長尾山地南麓には、6~7世紀頃に300基以上の古墳が作られ、大半は姿を消したということですが、今でも約半数が残っているそうです。
有名なのは、中山寺の境内にある白鳥塚古墳や、中山寺の西方にある八角形の中山荘園古墳(国指定遺跡)ですが、他にも住宅街の中に点々と小さな古墳が今も見られます。
今回は、住宅街の中に固まって3つみられるスポットをご紹介します。
中筋山手東古墳群1~3号墳です。
この周辺は、比較的新しく(平成の終わりごろ)住宅開発がされましたが、この2号墳は1976(昭和51)年には市の史跡として指定され、プレートも立てられ当時から自由に見学出来たようです。
この2号墳について検索していると、以前は古墳のそばまで近づけたようですが、2022年5月現在、柵に囲われて柵の外から見るようになっています。
2号墳の横には公園がありますが、公園内の階段を上ると、そこからは3号墳が見られます。
これまで2号墳より奥は自由に出入りできるところではなかったのですが、古墳を避けて住宅開発が行われたようです。
1号墳・3号墳は令和元年に寄贈されたということで、整備され自由にみられるようになったのはごく最近のことなのですね。
この場所から道路に出て坂を下ると、1号墳があります。
1号墳は開口部を正面から見られますが、さすがに中はよくわかりませんでした。
古墳があるということは、当時からある程度近くで人が暮らしていたのでしょうが、当時のこの辺りはどんな風景だったのでしょうね。
中筋山手東古墳群は、中山五月台に登っていく中筋4丁目交差点の一つ手前で左に曲がったところの住宅街に点在しています。
▼中筋山手東古墳群2号墳