【宝塚市】JR中山寺駅前の馬上太子像は、降り立った人に背を向け、何を見ているのか?
JR中山寺駅の北口へ出ると、バスロータリーがありますが、中山寺へ行く人は、こちら側に降りることになります。
その北口ロータリーの中央に、馬上太子像があります。
太子というのは、聖徳太子のことです。
普通、駅に像を作るなら、駅を降り立った人のほうに顔が向いていそうなものですが、この太子は背を向けていて、あまり歓迎してくれている感じはありません。
聖徳太子は中山寺を創建したと伝えられています。
確かに太子は、この辺が地元ではなく、四天王寺からやって来ていたのです。
そう考えると、太子もまた旅人だったのですね。
太子の目線の方向には、中山寺があります。
更にその奥、チラッと見える山並みの中に、綺麗な三角形の山がありますが、あそこは「天宮塚」といって、聖徳太子修行の地があります。
天宮塚は見晴らしの良いところで、今はハイキングコースにもなっていますが、行くまでの道はかなり急な斜面もあり、なるほど修行するには良い所かもしれません。
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JR中山寺駅へ降り立った際は、聖徳太子に少し思いを馳せてみませんか。
馬上太子像は、JR中山寺駅の北側にあります。