【宝塚市】災害を知って防災を学ぼう!砂防のモニュメントで逆瀬川の水害の歴史を知ることが出来ます
2021年3月11日で、東日本大震災から丸10年経ちました。
復興させるのと同時に、災害から守るための防災事業も進められていることと思います。
地震に限らず、昔から各地で様々な災害が起こっていますが、逆瀬川でも、大雨の度に氾濫し被害を出していたのを、明治から昭和初期にかけて砂防工事が行われ、それによって災害を防いだという歴史があります。
逆瀬川は兵庫県の砂防事業発祥の地であることから、上流のゆずり葉緑地に、砂防のモニュメントが建設されています。
モニュメントの内側のパネルには、砂防の構造や防災の歴史について記されています。
当時の石工技術の粋を集めて建設された逆瀬川の堰堤(ダム)工や流路工は、日本の近代砂防史を物語る、砂防技術の宝庫と言われています。
阪神間では阪神淡路大震災と並ぶ自然災害と言われる、1938年の阪神大水害の時は、逆瀬川流域はこの砂防工事のおかげで被害を小さく抑えられたということです。
そしてモニュメントの横にある逆瀬川には、今も当時の堰堤が使われていて、それを間近で見ることができます。
災害と防災の歴史を記録し語り継ぐことが、次の防災につながります。
桜も綺麗な場所なので、ゆずり葉緑地に遊びに来たついでに、ぜひご覧になってください。
砂防のモニュメントは、逆瀬川沿い、ゆずり葉緑地内にあります。
付近に駐車場はありません。